マニュアル
PDF
では配られていないようです.website を見るか,prank をダウンロード・解凍したあとに,「prank -help」と入力して得られる説明を参照してください.
必要最低限のコマンド
以下のコマンドを入力してください.
prank infile
infile : マニュアルには何も書いてありませんが,fasta 形式で読み込みました.
オプションを用いたコマンド - アミノ酸配列の解析
prank -o=outfile -fixedbranches=0.1 -t=Mam28.tre -nopost -d=infile.fas
infile.fas:
ファスタ形式のインファイル.
outfile:
アウトファイル.
Mam28.tre:
newick 形式の tree file.数字を一行目に書きません.アライメントされた配列は,系統樹の順番に種が並べられています.
-fixedbranches:
樹長が極端に短い場合は,default で解析すると「Branch length <0.0001. Set to 0.0001.」というエラーメッセージがでます.この場合に,-fixedbranches をつけた方が良いということです.Loytynoja さんは 0.1 を使っていました.-fixedbranches = 0.1 としたら,mafft と同じような結果が得られました.これを付けないときは,mafft とずいぶん異なるアライメント結果が得られていました.
-nopost:
posterior support を計算しないらしいです.よくわかりませんが,Loytynoja さんはこれを付けて解析していました.解析時間は 90s であったものが 60s になったので,かなり速くなったようです.
AA.tar.gz.
オプションを用いたコマンド - cDNA 配列の解析
prank -o=outNoto5 -fixedbranches=0.1 -t=Noto5spp.tre -nopost -d=Noto5spp.fas -translate
-Noto5spp.fas
ファスタ形式の cDNA ファイル.おそらく 1st codon position から始まるようにそろえる必要があると思います.
-translate
タンパク質コーディング領域の DNA 配列は,アミノ酸配列に翻訳してアライメントが行われます.アミノ酸と DNA 配列両方のアライメント配列が得られます.
ミトコンドリアゲノムにコードされている遺伝子配列でも解析は可能です (実際に下の例題は ND5 遺伝子配列です).しかし,アウトプットとして得られるアミノ酸配列の翻訳がおかしいので,cDNA アライメントファイルを改めて翻訳し直す必要があります.
cDNAprank_fol.tar.gz